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ずっと前から (降谷零/R18)

第9章 記憶


「……? わからない……。アメリカ……に行ったのは、覚えてる、気がする。友だちとも会ったから。爆発って…。あ、だから腕や足に傷が……」

「そうか。大丈夫、事故前後の記憶が消えるのはよくあることだから心配しなくていい。今までのことを思い出したなら、それでいいんだ。」

「私、なにを忘れてたの…?」

「……自分自身と、両親を含めた対人関係すべての記憶だ。」

「えっ……!うそっ!ご、ごめん!何が何だか…!」

「あやまらなくていい。ご両親と友人が心配してるから、連絡を入れてあげてくれ。」

「う、うん!」

急いでメッセージを送ると、母からはすぐに返事がきた。

『思い出せてよかった!やっぱりいつも通り過ごしていた方が戻りやすかったのね。やさしくてイケメンな彼と仲良くね。』

……ん?まだあわせてないよね?
いや。待って、さっき会った?
だめだ、まるで夢の中の出来事を思い出そうとしてるみたいに記憶が曖昧になってる。

それより、

「零くん…ひとつ聞きたいことがあるんだけど……」

「ん。なに?」

「何で私が起きたとき、記憶がなかったこと言わずにふっつーにやり始めたの…!先それ言うものじゃない?そんな大事なこと……お、お、終わってからふと思い出したかのように……!!」

「……から誘ったんだろ?」

「えっ!さ、誘ってないよっ。」

「したいのか聞いてきたじゃないか。それに、が僕の匂いを嗅ぎながら舐めてた。あれは完全に誘ってる。
あとふつうにはしてない。ちゃんとやさしくしただろ。

違う。全部に『そこじゃない!』と言いたいけど…!
もう面倒になって何もいえない。
なんだか感覚のズレが大きいけどこの先やっていけるのかな!?




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