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ずっと前から (降谷零/R18)

第9章 記憶


「―――――― ?」

「ん?」

「―― 僕が、わかるのか?」

「……? 零くんでしょ?それとも安室透モードだった?ふふっ。」

寝ぼけてるのかな?
なんか可愛い。

「……っ!」

零くんが急に抱きついてきた。
力いっぱい抱きしめられる。

「ちょ、ちょっと零くん!力強いよ!怪力なんだから気をつけて?またアザになっちゃうから!っていうか、なぜか私、怪我しててひりひりす……」

「…………っ!戻ってきてくれてありがとう…!」

「本当にどうしたの?零くん、寝ぼけてる?」

「、愛してるよ……。」

「もう。私も、零くんのこと愛してるよ。」

そう言うと、零くんは綺麗な青い目に涙を浮かべながら私を見つめ、すごく優しく触れるだけのキスをした。

「ど、どうしたの?甘えたい気分?し……したいの?」

「したい。いい?」

「ふふっ。いいよ?」



いつもみたいに意地悪することもなく、ゆっくりやさしく抱いてくれた。
全身のあらゆる場所にキスを落とし、丁寧に触れる。
そこやだ、とか、待って、って言うと一旦とまってくれる。
私が零くんから目を逸らしたり、目を瞑ったりすると、何度も「、僕を見て。」と懇願された。
こんなふうにしたこと、今まであったっけ?最初にしたときでさえ、ここまでやさしくなかったよ?
それにしてもやっぱり零くんはうまいんだろうな。どんな抱き方でもお手のものって感じ。組織の任務で大人なことしまくってるなさては。


でも、変だ。ぜったい変!
私の「待って」で待てができるのが一番おかしすぎる!いつもフル無視するくせにっ!
っていうか、ちゃんと待てるんじゃん!?




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