第2章 君を心配するあまり
「……上がって、いく?」
車を降りる直前、きいてみた。
「え?」
「……このまま帰るの、なんか嫌だから…少し、話がしたい。」
零くんは少し迷った様子だったけど、
「あ…もう遅いし、仕事で疲れてるよね。駄目、かな?」
ときくと、
「……分かった」
と言って、二人で部屋に入った。
二人とも、ぎこちないまま。
「座ってて。コーヒー淹れるね。」
「あぁ、悪い。」
キッチンへ向かい、コーヒーを淹れて
零くんの前にカップを置くき、横に座る。
「……助けてくれて、ありがとう」
「……」
「それと……迷惑かけて、ごめんなさい」
零はカップに視線を落とした。
「……怒ってないよ」
「でも……」
「さっきのは、僕が悪かった」
零くんは、少し困ったように笑った。
「今日、改めて実感したんだ」
「何を?」
「って、モテるんだなって」