第8章 お見合い
あわあわしていたところで、零くんが目の前まできてしまった。不自然なほど同様しているかも知れない。
頑張れ私!さっきリフレッシュしたんだからいけるはず!
「透…さん?もしかして、会いに来てくれた?」
あれ?私、声震えてない?まだリフレッシュ不足かな?
「もしかして… お邪魔、でしたか?」
あ、やっぱり誤解…じゃなくて嫉妬してる。しかも赤井さんだから。めっちゃ睨んでる!引き止めてごめん赤井さん!!
「そんなはずないよ。会いに来てくれて嬉しい。」
だめだ。今日はもう頑張れない。声が震えたままだ。
「赤井さん。送ってくれてありがとうございました。透さんがいるので、もうここで大丈夫です。」
と言ってお辞儀し、退散するよう促した。
「あぁ、また。」
と言って去ろうとしたが、
「くれぐれも、君らしく自由にな。」
と余計な一言を置いていった…!やめて!?そんなこと言うと 『なぜ赤井といる!』 に加えて 『なんの話だ!』 ってなるじゃん!?もう私オーバーフローしてるからね!?
赤井さんの姿が見えなくなったら、零くんに声をかけようと思った。何を言えばいい?第一声を間違えると詰みだ!
と思ってたのに、声が出なかった。黙り込んでしまった。最悪。一番こじらせるパターンじゃん。