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ずっと前から (降谷零/R18)

第8章 お見合い




「乱暴だなぁ……」

二人でベッドでゆっくりしながら、ぽそっと呟いた。
乱暴というか、少し逃げようとしても彼が瞬時にそれを察知して、一瞬で的確に取り押さえられるから、隙がなくてされるがままになる。犯罪者への制圧技でも使ってるの?

「悪かった。」

「いいよ。ふふっ。なんかいつも終わったあと謝られてる。零様の今のご機嫌はいかがですか?」

「そうだな、悪くはない。」

「えぇ…これでもまだ悪くない程度なのー?頑張ったんだけどなぁ。」

「あぁ。くくくっ。の努力だけは認める。」

「ちょっ!不器用だって言ったよね!?笑われたらトラウマになるから…!」 

「悪い。バカにはしてない。可愛かっただけだ。」

くすくす笑いながら触れるだけのキスをされた。
機嫌は戻ってるみたいで一安心。

「…可愛い。可愛すぎて壊しそう。独り占めしたい。軟禁していい?」

「うんいいよっ!って言う人、激レアだよねぇ?」

あ、声に出ちゃった。

「ははっ。じゃあせめて、もう一回いい?」

「えぇ…!」

「軟禁されるのと、また手錠で縛られながらするのと、ふつうにするの、どれがいい?」

ずるいぞ!選べない3択出してきたなっ!

「くっ……それは、ふ、ふつうで……」

「ん?」

「だから、ふつうにお願いします…?」
「んー…」

「あ、いや、えっと……あぁぁぁもう!」

腹を括った。

「零くんと…もう一回したい、な?」

「ふっ。最高。
まぁ、が望むなら。」

この支配者めっ!!機嫌なんてとっくに戻ってるくせに!
でもそのセリフ、ちゃんともう一回きかせてくれるところだけはやさしいなっ!甘い顔じゃなく悪い顔だけどね。

そして私はこのとき、「ふつうに」を言い忘れていたことを後で後悔する。


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