第8章 お見合い
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「乱暴だなぁ……」
二人でベッドでゆっくりしながら、ぽそっと呟いた。
乱暴というか、少し逃げようとしても彼が瞬時にそれを察知して、一瞬で的確に取り押さえられるから、隙がなくてされるがままになる。犯罪者への制圧技でも使ってるの?
「悪かった。」
「いいよ。ふふっ。なんかいつも終わったあと謝られてる。零様の今のご機嫌はいかがですか?」
「そうだな、悪くはない。」
「えぇ…これでもまだ悪くない程度なのー?頑張ったんだけどなぁ。」
「あぁ。くくくっ。の努力だけは認める。」
「ちょっ!不器用だって言ったよね!?笑われたらトラウマになるから…!」
「悪い。バカにはしてない。可愛かっただけだ。」
くすくす笑いながら触れるだけのキスをされた。
機嫌は戻ってるみたいで一安心。
「…可愛い。可愛すぎて壊しそう。独り占めしたい。軟禁していい?」
「うんいいよっ!って言う人、激レアだよねぇ?」
あ、声に出ちゃった。
「ははっ。じゃあせめて、もう一回いい?」
「えぇ…!」
「軟禁されるのと、また手錠で縛られながらするのと、ふつうにするの、どれがいい?」
ずるいぞ!選べない3択出してきたなっ!
「くっ……それは、ふ、ふつうで……」
「ん?」
「だから、ふつうにお願いします…?」
「んー…」
「あ、いや、えっと……あぁぁぁもう!」
腹を括った。
「零くんと…もう一回したい、な?」
「ふっ。最高。
まぁ、が望むなら。」
この支配者めっ!!機嫌なんてとっくに戻ってるくせに!
でもそのセリフ、ちゃんともう一回きかせてくれるところだけはやさしいなっ!甘い顔じゃなく悪い顔だけどね。
そして私はこのとき、「ふつうに」を言い忘れていたことを後で後悔する。