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ずっと前から (降谷零/R18)

第8章 お見合い


「透さん、今日はこのあとまたお仕事ですか?」

「いえ。今日はもう休みです。どうされましたか?」

「じゃあ、今日はずっと一緒にいられますか?」

「……すみません。もう一回、言ってもらえますか?」

「はい?」

「聞こえなかったので。」

いや、聞こえたでしょ絶対!とつっこみたい気持ちをぐっと堪えてご機嫌を取る。

「今日は、ずっと一緒ですか?」

「さんが望むなら。」

「くっ……!お願いしますっ!」

「……なにを堪えてるんですか、それは。雰囲気も台無しですよ?」

「透さんのイケメンが過ぎて、ちょっと心臓がギュッてなっただけ。今のセリフと顔、私ももう一回いいですか? 『望むなら』ってとこを甘い顔で。」

「今日はさんが僕の機嫌を取ってくれるのかと思ってましたが……でも聞きたいなら後ほど二人きりのときに。」

バレてた!!機嫌取ろうとしたのふつうにバレてた!!

「僕の部屋か、さんの部屋、どちらがいいですか?」

「透さんの部屋がいいですっ!」

「うーん…すみません、やっぱりさんの部屋でもいいですか?」

「え?いいけど…どうかしたの?」

「僕の部屋は壁が厚くないので。」

「ひぇぇ…そ、それはつまり!」

「ふふっ。楽しみですね?ご機嫌、取ってもらえるようなので。」

「誠心誠意がんばります……!あ、でも不器用なのでそのへんはごめんなさい。」

「なにについて不器用なんです?」

「あー…いろいろですいろいろ。」

「もう少し詳しくお願いします。じゃないと、苦手なことをお願いしてしまうかも知れませんので。」

「んんっ、今はちょっと。もしお願いされたときに伝えます。」

「……早く帰りましょうか。」

なんかめちゃくちゃ嬉しそうだなっ!

夕飯用に食材を適当にかって、零くんの車に乗りこんだ。


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