【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第9章 大人達の1/3事情〜男達のポジティブ超訳書〜
死柄木弔
〜高難易度クエストと受け取るゲーマー〜
【 ヴィラン×ヴィラン 】
「……なんだよ、これ」
アジトの奥、薄暗い部屋のベッドに腰掛けた死柄木は、から突きつけられた『ドライな関係を保つための3大ルール』をガサガサと指先で弄んだ。
5本の指を同時に触れさせないよう奇妙な手つきで紙をつまみ、赤い瞳をに向ける。
「お互い執着しないためのルールだよ。よく読んで」
「ふーん……」
死柄木は首筋をボリボリと掻きながら、紙に書かれた文字を目でなぞった。
「1、『用件以外のLIME禁止』。2、『事後はすぐ解散』。3、『お泊まり禁止』ねぇ……」
「分かった? 終わったらすぐ帰ってよね。深入り禁止」
「……くくっ」
死柄木は喉の奥で低く笑った。
その口元には、高難易度のゲームを前にした時と同じ、不気味な笑みが浮かんでいる。
「お前さ……俺を試してんの?『縛りプレイ』で難易度上げて、俺を本気にさせようとしてんの?」
「は!?試してない!単にドライにいこうって——」
「ゲームだってそうだろ。制限が多ければ多いほど、クリアした時の達成感がヤバいんだよ」
死柄木はスッと立ち上がると、との距離を詰めてきた。
カサついた皮膚の独特の威圧感に、は思わず後ずさる。