• テキストサイズ

【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】

第7章 お前の1/3と言われても。【 轟焦凍 】




―――隠す気ゼロの距離感―――


​「あ、ちゃん! 轟くん!おはよう!」


​朝の1年A組寮。

リビングで爽やかな声をかけてきたのは、緑谷出久と麗日お茶子だった。


​「おはよう、緑谷、麗日」

​「あ、おはよう、ふたりとも……!」


​は引きつった笑顔を浮かべながら、密かに冷や汗を流していた。

​なぜなら、今まさに自分の腰の後ろに、轟の大きな手がしっかりと添えられているからだ。


​(やばいやばいやばい、早く離れて焦凍……!)


​は背中に回した手で、轟の指を必死に払おうとしたが、ヒーロー科の男子の力に勝てるはずもない。

むしろ、がモゾモゾと抵抗したことで、轟はさらに強く腰を引き寄せてきた。


​「……焦凍!手、離して……!」


​は笑顔を張り付けたまま、小声で低く囁いた。

だが轟は、どこか不満そうに眉をひそめる。


​「何でだ。昨日の夜、お前は『腰が痛い』って言ってただろ。だから支えてる」

​「ぶっ……!?」


​出久が勢いよく咳き込み、麗日の顔がみるみるうちに真っ赤になっていく。


​「あーあーあー!聞こえない!何も聞こえない!!」


​は叫ぶと、轟の口を両手で必死に塞いだ。


「ち、違うの二人とも!昨日は体育の授業でちょっと筋肉痛になっただけで……! 変な意味じゃないからね!?」


​口元を塞がれた轟は、オッドアイをパチクリとさせている。

なぜがここまで必死になって顔を真っ赤にしているのか、本気で分かっていない様子だ。


/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp