【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第7章 お前の1/3と言われても。【 轟焦凍 】
「……俺の実家に来るのは、嫌か?」
ふと、轟が静かに瞳を伏せ、どこか寂しそうな影を落とした。
普段のクールな表情からは想像もつかない、どこか捨て犬のような姿に、の胸がドクンと跳ね上がる。
(ずるい……! その顔は卑怯でしょ……!)
不器用で、素直で、自分に拒絶されると本気で傷つくような仕草。
そんな顔を見せられたら、断れるはずがない。
「……嫌じゃないけどさぁ……」
「なら、決まりだな。土曜の正午に迎えに行く」
「うぐっ……」
『割り切った関係だからイベントはスルーする』というのルールは、こうして轟の無自覚な行動によって、あっ気なく打ち砕かれていくのだった。