【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第7章 お前の1/3と言われても。【 轟焦凍 】
「俺との関係が、都合悪ィのか?」
「そうじゃなくて……!」
「俺はお前といるのが心地いいし、お前のことも好きだ。それの何が問題なんだ」
一切の照れも、計算も、駆け引きすらない。
あまりにもストレートな言葉が、真っ直ぐにの胸を突く。
学年に1人ずつ置く「セフレ」は、恋愛感情に振り回されないためのシステムだった。
だが、この男にそんな割り切りなど一切通用していない。
本人は「セフレのひとり」という意識すらなく、ただ素直にを愛し、求めているだけなのだ。
(ダメだ……この天然ストレートな男には、私のルールが根本から通じてない……)
「……まぁいいや。焦凍がそう思ってるなら、もうそれでいい……」
諦めて溜め息をつくと、轟の口元が微かに緩んだ。
「そうか」
満足そうに頷くと、轟は大きな手での顎を優しく持ち上げ、そのまま唇を重ねてきた。
「ん……っ!?」
逃がさないように深く重なる熱いキス。
渡り廊下という、いつ誰が通るかも分からない緊張感の中で、轟の指が愛おしそうに髪をすくい上げてくる。
甘く解かされていく意識の中で、は思う。
(やっぱりこの男、セフレの域を完全に踏み越えてる……)