【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第5章 先輩の1/3になりまして。【 緑谷出久 】
「私に触られるの……いや?」
(そ、そんなわけ……っ!!)
出久は心の中で叫ぶ。
嫌なわけがない。
ただ、出久には女性と付き合った経験も、ましてやこんな大人の関係の経験も一度もなかった。
だから、どうしていいのかが全くわからないのだ。
「出久くん……? 顔、真っ赤だよ? 呼吸、できてる?」
背後から密着するように顔を覗き込んでくる。
下着姿のまま見つめてくる彼女の瞳は、甘く、艶やかに濡れていた。
「あ、あ、あのっ……僕、その……っ! こういうの、はじめて、で……っ!」
限界を迎えた出久が、真っ赤な顔のまま絞り出すように白状する。
「え……?」
一瞬ぽかんと目を丸くした。
だが次の瞬間、口元にこれまでで一番甘く意地悪な笑みを深めた。
「ふふっ……そっか。初めてなんだ……」
「わ、笑わないでくださいっ……!」
「笑ってないよ。……すごく、可愛いなって思って」
は抱きしめる力を強め、さらに顔を近づけた。
「大丈夫だよ、出久くん。何も知らなくていいの。……先輩に、ぜーんぶ任せて?」
耳元で放たれた囁きに、出久の背筋をぞくぞくと甘い痺れが駆け抜ける。