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脹相と恋愛〜大人〜

第22章 体は辛くないか


「……無防備すぎる」

胸を押さえる。

心臓がうるさい。

「俺の隣で……こんな……」

言葉が続かない。

昨日の夜。
2人で恋人としての一歩を踏み出した。
とはいえ、まだまだ先は長いのだが。

キスをした後のとろんとした顔。
胸を触った時の我慢しているのに漏れる吐息。
そして何より、誰にも触らせたことのない〇〇の___

内心では〇〇が受け入れてくれたことが死ぬほど嬉しかった。

想像以上に幸せだった。

「…………」

まだひらけてすらないのだが、それは追々ゆっくりとするものだからいいんだ。と自身に言い聞かせる。



脹相は恐る恐る、あなたの頬に視線を戻す。

寝息に合わせて、胸が小さく上下している。

「……っ」

また顔を覆った。

「駄目だ……」

何が駄目なのか、自分でも分からない。

ただ、とにかく駄目だった。

可愛すぎて。

愛おしすぎて。

胸がいっぱいになって。

「……好きだ」

ぽつり。

寝ているあなたには聞こえないほど小さな声。

「……好きすぎる」

さらに顔を伏せる。

「どうすればいいんだ……」

完全に一人で悶絶している。

しばらくして。

「……一回、落ち着こう」

深呼吸。

吸って。

吐いて。

「…………」

あなたを見る。

「…………無理だ」

即答だった。

再び布団に顔を埋める。

「可愛い……」


「可愛すぎやしないか……」



「……俺の……」

その事実を噛み締めた瞬間。

「…………っ!!」

脹相は勢いよく布団を頭まで被った。

「無理だ……!」

朝から限界を迎えていた。
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