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【ブルーロック】GAGAMARU symphony

第4章 野生児の生態


「本当か…?」

「うん」

「俺、動物虐待してないのか?」

「うん」

「朝のあれは動物虐待にはならないのか?」

「ならないってば。てか、まず私、動物じゃないから。人間だから」

「あー、うん」

「我牙丸くんが私のこといつも小さい小さい言うから、ちょっと意地悪な言い方しちゃった…ごめんね」

「あー、あれ、透、嫌だったのか…すまん」

「いや…そこまでガチで嫌ってわけじゃなくて…ちょっとカチンときちゃっただけってだけで…」

「じゃあ、もう怒ってないのか?」

「あ…うん、まぁ」

「そうか、よかったー」

そこまで言うと狙ったかのようなタイミングでグゥーと我牙丸くんのお腹から音がした。
こんなマンガみたいな音、本当に鳴るんだ…
でも、お弁当の話をするのにはすごくいいタイミングだった。

「我牙丸くん、ここに来てもらったのは今朝の話したかっただけじゃなくて…」

ゴソゴソとお弁当バッグを漁る。
そして、我牙丸くん専用の特大弁当を取り出して差し出した。
我牙丸くんは差し出されたお弁当箱に視線を注いでいる。

「お母さんが我牙丸くんにって。この前、家に来た時、卵焼き食べたいって話してたんでしょ?」

「透の甘い卵焼きか?」

「あ、うん。私のじゃなくてお母さんのね?」

「俺の分か?」

「うん」

「うっしゃ」

「あ、でも我牙丸くん、自分のお弁当あるなら無理しなくていいからね?」

「俺のはにぎり飯だから部活の前に食べればいい。今は透の弁当食べる」

「あ、いや、私のじゃなくてお母さんのね?」

「おー」

我牙丸くんはお弁当を受け取ると蓋を開けて真っ先に卵焼きを指でつまんで口に放り込んだ。
そして何度か咀嚼すると目を見開いて口の中の卵焼きを飲み込む前に

「甘い卵焼きもうまい」

とくぐもった声で言った。
飲み込むとすぐにもう一個卵焼きを頬張った。
好きな物を真っ先に食べる我牙丸くんはこんなに大きいのにすごく子供っぽくてクスッと笑ってしまう。
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