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【ブルーロック】GAGAMARU symphony

第3章 近くの野生児


そんな話をしていたら昼休みは終わって、午後に残された二時限分の授業中。
ふと、(あれ?部活終わるまで待っててって一緒に帰るってこと?)ということに思い当たった。
それは果たして効率的なんだろうか?
授業が終わったらすぐに私が帰って、3枚目のCDだけパソコンに取り込んだ後にもう一回学校に行けば我牙丸くんが部活終わる頃には戻ってこれるんじゃないかな?
うん、それでいいじゃん。
それがいいじゃん!

授業が終わってから我牙丸くんに提案する。
我牙丸くんから返ってきた言葉は

「ダメ」

だった。

「え、なんで?こっちの方が効率良くない?我牙丸くんがわざわざ私の家に来ることないし」

「ダメ」

「だから、なんで?」

「透がもう一回学校来るのは効率的じゃない」

我牙丸くんにしてはまともな反論をしてくる。
と、思った瞬間。

「それに帰り、暗くなったら透が一人で帰るのは危ない。熊が出たら透は一発でやられる」

「いや、ここらへん熊の目撃情報とかないから大丈夫だよ?」

「ダメ。目撃情報ないだけで近くにはいるから」

「でも、熊出てきたらいくら我牙丸くんでもどうにもできないでしょ」

「いや、ワンチャン知り合いの熊かもしれないから。そしたら助かる」

「え…いや、何、知り合いの熊って…」

「俺、山に知り合いの熊が結構いる」

「またまたぁー」

「本当」

「……」

「本当」

「…えぇー…」

冗談なんだか本気なんだかわからない。
どんぐり眼で真っ直ぐ見つめられてそう言われればもう突っぱねることもできない。

「とにかく透が一回帰ってもいいけど、帰りは家まで送っていくからそんなに変わらない」

「んんー…」

「それに透は体力ないから学校で待ってた方が効率的」

それは…そうかもしれない。
冷静に考えてみれば一度家に帰ってから再び学校に行くというのはなかなかの労力でもある。
そんな労力をかけても帰りは我牙丸くんにご足労をかけるとなれば考えものである。
てか何で私が体力ないこと知ってるの?

「……わかった、我牙丸くんのこと待ってる」

結局は当初の予定通り、我牙丸くんを待つことにした。

「おー、そうしろー」

こうして放課後の校舎で我牙丸くんの部活が終わるまでの数時間、暇を潰さなければならなくなった。
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