第1章 本能寺の変
光秀の周りでは矢、刀、そして…大きな声が響いている。
その中に混じって聞こえだした。
蘭丸…信忠殿、それに村井殿か…
動揺している…向こうもだが…私の勢も…
本当に敵…なのか!?
信長様の陣だぞ!
解っている…殿だと言う事…あそこにいるのが…ずっと尊敬し、仕えていた織田信長様だというのも…
忠義と苦しみが…
沈黙として…積み木の様に詰みあがっていく…
これが崩れる事は…ない…
無いはずなんだ…
なのに…どうして……
本能寺から姿を見せた殿を見た瞬間に…涙が止まらないのはなぜなんだよ…