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涙の本能寺

第2章 地獄の三日天下


【俺は十兵衛に、勝てばよい、進めばよいと言い続けていたな。その言葉でお前を追い詰めていたのではないか?】


違う…追い詰められていたなんて…思っていない…


【でもな、十兵衛。俺はお前に金の茶器より重い信頼があった。それだけは嘘ではない】


そんな事を言ってもらう資格など……私には…ないのです


【なぁ十兵衛。俺が天下を取ったら、またゆっくりと一緒に茶でも飲もうじゃないか。】


「……殿…っ」

ぽたぽたと落ちる涙で文字が滲んでいった。
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