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涙の本能寺

第2章 地獄の三日天下


【十兵衛
お前と離れ少し経つが、体は壊してはいないか?】

そんな書き出しから始まった信長からの手紙だった。


初めて会った秋の日の事…
初めての任務である京都奉公の事…
初めての軍事任務…
そしてそこからの坂本城を渡した一国一城になった時の事…


全部光秀自身しか覚えていないだろうと思っていたような細かい事ばかり…
ぽたりと頬を流れる涙。拭う事すらも忘れたかの様に読み進めていった光秀。
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