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涙の本能寺

第2章 地獄の三日天下


翌日も歩みを止める事はなかった。ただ、誤算だったのは、瀬田の唐橋が焼き払われていた。
目の前なのに…もう目前なのに致し方ない…

そうしながらも三度目の眠りに就いた。
眠る前に光秀はただ一つ…

あの夢だけは…もう勘弁してくれ…

そう思いながらも夜空にわずかに見える明るすぎるほどの星に小さく願い、ゆっくりと瞼をおろした。

しかし、ゆっくりと持ち上げた瞬間…光秀の胸はドクリと高鳴った。
目の前には白の小袖を着ただけの信長が胡坐をかいていたのだ。
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