第2章 あなたがいるから
未だに兄さんとこんな関係性になった事が信じられない。
兄さんは僕の尊敬する人で、一生敵わない人で、その才能を、努力の賜物を、
自分が近づきすぎることで汚してしまうんじゃないかと漠然とずっとそう思っていた。
しかし、ニノや相葉くんに背中を押されて、兄さんに告白することになった。
あの日はとても緊張していた。
二人で僕の家で呑んで、酔った勢いなら言えるはずって思っていた。
でも無理で。
行き場のない思いが溢れて、僕は泣いてしまった。
そんな僕を兄さんは抱きしめた。
抱きしめられた時、あまりにも暖かくて…
また涙が溢れた。
そしてそのまま自然と口から零れた。
「……僕、兄さんが好き……智くんのことが、大好き……ごめんね……」
しばらくの沈黙が続いたあと、兄さんが口を開いた。
「ありがとうしょーちゃん…
俺もしょーちゃんが好きだぁ……」
驚いて兄さんを見ると、何故か泣いていて
思わず笑ってしまった
その日から交際は始まった。