第3章 嫉妬
これがわたしのできる精一杯。
今日これから、しょおさんを独り占めするための計画。
わざとみんなが居ない時間を狙って、
しょおさんを飲みに誘って。
媚薬をリビングのキャビネットに隠して。
それを飲ませて、わたしも飲んで。
そのまま部屋に連れ込んで。
形だけでも独り占めにしたい。
たとえ今夜だけでもいい。
今日は誰にも邪魔させない。
たまに相葉さんが乱入してくることもあるから、相葉さんが1番仕事が遅く終わる日を狙ったし。
別に薬を使ったとて、しょおさんの気持ちは変わらない。
しょおさん本人に自覚はなくとも、1番は大野さんなのかもしれない。
でも、今日は一旦そういうの全部置いといて
向き合いたい。しょおさんと。
薬使っておいて何言ってんだって感じでしょ?
でも薬にでも頼らなきゃこんなことできない。
気の迷いかもしれない。
今のわたしはおかしいのかもしれない。
それでも構わない。
この人の瞳に映るのを俺だけにできるのなら。