第3章 嫉妬
「それ、この前の打ち上げのビンゴ大会の景品だったの、趣味悪〜って思ったんだけど捨てるに捨てれなくて…だって正直、これ使ったしょおちゃん見てみたかったし…」
右手を開いてみるとそこにはあからさまな
媚薬があった。
「うわぁ…これをあの力加減バカ男のあなたに渡すなんて…想像しただけで怖いですよ…」
「別に俺が使うなんて言ってないでしょ?!」
「絶対使わない方がいいですよ、絶対」
「とにかく!これに頼っちゃえばしょおちゃんとも何回もできちゃうかも!ってこと!ね!これでもう羨ましがらなくていいから!」
「いや、別に朝からシたくて羨ましがってるとかそんなんじゃ…」
「あ、ごめん俺そろぼち行かないと仕事間に合わなくなるから!じゃ!!」
そういうとバタバタと家を後にした。
ほんと忙しい人だな…
「……媚薬か」
左手に握りしめられたそれを見る。
少し興味は湧いてるけど…でも…
これを使う日はきっと来ない、そう思いながらも捨てることはできずに
自分の部屋に帰り、引き出しにしまった。