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五条悟 愛し愛され

第8章 5年後〜


7月末
悟が『嫌ならそう言って』と話し始めた

いつも自分の気持ちを正直に話していて悟も『そういうとこ、好き』って言ってくれてたのに……

「8月、子どもたちがコッチに来るんだ。一泊だけして母親のところに戻る。」
ホテルに予約は入れてある、泊まってプールにでも連れてけばいいかと考えていたが8歳と7歳になったし、俺たちのことを伝えてもいい頃かと思ったと言う

悟と一緒にいる以上、出産、子育てをすることが許されない私に子ども達を会わせるのはどうなのだろうと考えてくれた
“子ども”という存在が“言葉”が必要以上にネガティヴ意識を持たせないためでもある

「ウチにお泊まりするのね、いいよ。悟の子どもたちに会えるの楽しみ、髪の毛は白い?目は青い?って考えたことあるんだぁ。ミニチュア版の悟かと思うとほっぺが緩んじゃう」
『へっ、そんな可愛かないよ』とそっぽを向く

8月3〜4日一泊で子どもたちがお泊まりに来ることになった
五条家の使用人が子どもたちを東京駅まで送り届けてくれそこから悟が引き取って一泊。翌日、遊びに行った施設で迎えに来る母親に引き渡すというスケジュール

ベッドに入って明日のことに想いを巡らす
いよいよ明日だ
ちょっと緊張するなぁ
受け入れてもらえなくて当たり前なんだからいつも通り私らしく過ごそう
全身の力を抜く
背後から抱いている悟がなに考えてる?と聞いてきたから
「いつも通りの私で子どもたちと過ごそうって思ってる」
「それがいい」と同意が返ってきた


昼頃行ってくると言って迎えに向かった
外でお昼を済ませて子どもたちが行きたいところがあるらしいからそこへ寄って帰ってくるという

さあ、子どもたちを迎える準備をしよう
寝具のカバーを取り替えて、洗濯、掃除、買い出し
悟がアイス食べてたら子どもたちも食べたいよね、好みがわからないから何種類か買っていこう。朝食用のパンとフルーツも…
夕食は悟のリクエストでカレー、またカレー?って言ったけどそれが一番好きと言う

悟用と子どもたち用2種類用意した
サラダの下ごしらえもできた

まだ時間ありそうだな
ソファーで想いを巡らす

子どもたちの母親は処女で出産したと悟が言っていた
どういうことなんだろう?
婚姻中自身も満たされていなかったとも言っていたから身体の繋がりはなかったってこと

そんなこと可能なのかな?





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