第7章 再び〜
昨日は午後からの予定がめちゃくちゃになってしまった…
ブレ過ぎだよ、私…
今朝急いで片付けて、掃除はルンバさんにお願いした
気持ちを切り替えて北関東へ向かう
群馬県、茨城県、2県を終え
栃木県最後の旅館に向かう途中……
〇〇さんと声をかけられる
誰だろう?
ご記憶にないでしょうね、と言われる
「申し訳ありません、どちらでお目にかかりましたか?」
垂涎の高級旅館の名前を伝えられ、記憶を辿って……もわからない
「ごめんなさい、思い出せません」
「お部屋もお食事もお風呂もご用意できておりますがいかがなさいますか?」
あっ、担当してくださった方だ‼︎
「失礼しました、思い出しました。一泊しかしていないのによく覚えていてくださいましたね」
五条様のお連れ様でしたので、と…
悟はきっと上客なのね
旅行かと聞かれ仕事だと答えた
どこまで行くのか聞かれ旅館名を伝えると行き道だから送ってくれるという
お言葉に甘えて乗せてもらった
道中、旅館取材であること、どんなことをするのか、滞在期間など話したら明後日、空室がある、招待するので泊まっていかないか?と誘われた
なんなら取材しても良いという
魅力的な誘いに心が躍る
今回の取材はミスが重なってちょっと落ち込んでいたからより嬉しい
それになかなか許可を出さない旅館が取材してもいいと言っている
「オーナー様に確認せず、取材していいなんて決めてしまって大丈夫ですか?」
軽く笑って
「私、オーナーです」
はーーー⁈オーナー⁈
「そうだったんですね、失礼しました。てっきりスタッフの方かと……。」
「当時は修行中でした。昨年、父から引き継ぎオーナーに就任しました。〇〇さんの観察眼に目を見張りました。貴方になら取材されてもいいかなって」と笑った
そう言われたら受けない理由はない
連絡くれれば旅館まで迎えに来てくれるという
名刺交換し、お礼を言って別れた
取材が終了したことを伝えると今から行きますとすぐに対応してくれた
迎えの車に乗り今回の仕事ぶりを尋ねられ、いつも取材終わりに周辺情報を集めていたのだが、今回は情報が少なくてとこぼす
それならばと旅館に向かいがてらあちこちに案内してくれて取材拒否だったお店もオーナーさんの紹介ならと取材を受けてくれた