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五条悟 愛し愛され

第2章 出会い〜


悟との出会いは3年前
夏の暑い日だった

フリーのライターをしている私は打ち合わせで出版社へ出向いていた
帰り道
「いっ‼︎」
生理2日目の子宮の痛みに足を止めた
一度立ち止まって収縮の痛みを逃す

「よしっ大丈夫」
自分を鼓舞して再び歩き出そうとするけれどなかなか次の一歩が出ない
次々に襲ってくる収縮の痛みにしゃがみ込みお腹を抱えて動けなくなってしまった
痛み止め飲んだのにぃぃ
こんな往来の多いところで恥ずかしいぃぃ
ただでさえ暑いのに、体の痛みと焦りで嫌な汗が滲み出て不快感が増す

「大丈夫?」
頭上から男性の声がする
顔も上げずに返事をする
「だぃじょぶ…で…」「す」まで言えない

「だいじょばないね、救急車呼ぶ?」
首をブンブン振って断る
「んーじゃー僕、車だから送っててあげるよ?
病人に手出すほど飢えてないから安心して」
なんとありがたい申し出

でも甘えていいのだろか…
チラリと見た男性の整った顔とスタイルに確かに飢えてなさそうだ

「お願いします……」
にっこり微笑んで
「立てる?」
手を差し伸べてくれたが、その手すら掴むことができないくらいこわばっていた
「よっと」
急な浮遊感に驚いて体がさらに縮こまる
「ちっさ、軽っ」
車まで運んでもらって
「因みにどこが痛いの?」
言い淀む…
「お腹?便秘?変なものでも食べたんじゃない?」
見当違いもいいところ
男性なのだから当然なのかもしれないが

「……生理痛です」
「あっ…茶化してごめん…」
「…いえ」
気まずい空気の中男性は電話をかけ始めた
「僕です、今からちょっと行きます」

えっ?送ってくれるんじゃないの?
どこ連れてかれるの?
見た目がいいだけでやっぱり怪しい人だったんじゃない?
引き受けてる仕事出は?
私どーなるのぉ〜〜?
ぐるぐる回る思考と子宮の痛みで意識を飛ばした

「着いたよ、降りられる?」
「えっ?」
「ほらっ」と言って腕を掴まれ
「よっ」と言ってお姫様だっこで運ばれる
「え?え?え?」
思考が全くついていかない
ん?病院?婦人科?
男性は軽く挨拶してそのまま診察室へ向かう
診察台に寝かしてちょっと待っててと言うと出て行った















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