第4章 生活〜
ゆっくり体が開かれていく
ん?なぁに?
私ね、もうなーんにもしたくないの…
動きたくないの…
だから開かないで……
顎を支えて唇が触れる
少しずつ冷たい水が口内を満たしていく
あぁぁ、水だぁ、嬉しい
もっと、もっとちょうだい…
口を小さくぱくぱくして催促する
んふふっ、冷たーい、美味しいぃ
「すぅぅぅ…はぁぁぁぁ」
誰がくれたんだろう…
もう一口欲しくてぱくぱくする
すぐに与えられる
顎に触れる手が優しい
唇に触れる唇が優しい
薄く目を開けてその人を確認しよう…
あぁ、目、まだ開けられないや
じゃあ、もう一口、お水
ぱくぱく…ん〜冷たーい♪
ゆっくり嚥下した反動でうっすら目を開ける
ぼんやりした視界に綺麗な白髪が見える
綺麗だなぁ
何度か瞬きをすると次第にはっきり見えてくる
「あっ、さとるだぁ」
ニヘラと顔が崩れる
指一本動かしたくなかったのに触れ合いを求めて手が伸びる
受け止められた手をふんわりと包み込んでくれる
頬が緩む
「ふふっ」
「さーとーるー」
「やっと呼べたぁ、よかったぁ」
「さーとーるー、聞こえるぅ?」
しばらくして
「……うん」
って聞こえた
「さーとーるー、だーいすき、ふふっ」
「ねぇ、今、俺に酷くされたのわかってる?