第3章 基盤〜
任務地への行き帰り〇〇〇のことしか考えていなかった
本当に良かったの?
結構ひどい条件だよ?
結婚を考えてる頃であろう年齢の女性に
俺と付き合っても『将来結婚できない』なんて…
自分だったら受け入れられる?
愛し合う行為そのものもやっぱり苦しめちゃうんじゃない?
なんの保証も無い、負担しかないこんな関係…
まだ引き返せる?
俺は〇〇〇を手放せる?
どんなに考えたって答えは決まってる
手放せない
あの日〇〇〇を見つけてしまったあの瞬間から始まってしまったんだから……
〇〇〇はストレートに伝えてくれる
俺にとってそれが気持ちがいい
俺の気持ちもストレート伝えたら気持ちいいって受け取ってくれるの?
「🎶お風呂が沸きました」
キスしてたのにパッと離れて…
「お風呂沸かしてくれたの⁈嬉しい。昨日ひとりでお風呂入ったらね、寂しくなっちゃって…悟の大きな胸がなーい、抱きしめてくれる腕がなーいって、悟、一緒お風呂入ろうっ」
なんだよ、それ
なんでそんなに可愛いこと言うんだよ
「はーやーくー‼︎」
ニヤけた顔をしてるのがわかる、カッコ悪っ
洗面所に着くともう入ってるし……
「ザッブーン」
盛大な音を立てて湯船に浸かったようだ
「くくくっ」
笑いが込み上がる
「はははははっ」
「なに笑ってるのぉ?早くおいで〜」
「今いく」
浴室に入ると遅い‼︎と文句を言ってくる
長時間のパソコン作業で肩がバキバキだとか
腕が上がらないとか
目もしばしばするぅとか
ボディソープとシャワーでざっと流して定位置に納まる
肩や腕を揉んであげたら『極上の幸せ』とか言ってくる
隠さず正直に言ってしまおう
『やっぱりやめる』って言われても俺は引けないし、引かない
勝手だって誰よりも承知してる
それでも〇〇〇は手放せない
「ねぇ〇〇〇俺の話聞いてくれる?」
「うん、なに、なに?」
楽しい話だと思ってる?
イヤな話をするよ?
「お手手がお留守になってるよ、話聞くけどモミモミしながら話して?」
気が抜ける
ずるっと全て吐き出してしまおうか……