第3章 基盤〜
お腹が満たされたら眠くなるのは『人間のさが』ってもので…
あーダメダメ『さが』に打ち勝って今日中に納品する‼︎
午前0時をまわった頃、2本とも無事、納品できた
肩がバキバキだ
お風呂、お風呂に入ろう
「はぁぁ」
膝を抱えて入る
背中に悟の大きな胸が感じられない
包み込んでくれる安心感が感じられない
私、こんなにさみしん坊だったっけ?
2日ですっかり甘えん坊でさみしん坊になってしまった
悟からもらったパックまだあったかな?
パックをしながら
前回このパックした時は『五条さん』だったのに
たった2日で『悟』になって
『〇〇さん』だったのが
『〇〇〇』になった
すごい親切な『他人』だったのに
『期限付きの恋人』になった
『期限付きの恋人』今更ずしっとのしかかる
大家さんの教えの通り『自分一番、他人は二番』これからはこの言葉が支えになってくれるかも知れない
自分を後回しに、二の次にしそうな時
大家さんの笑顔と共にこの言葉を中心に置こう
明日以降のスケジュールを確認して眠りにつく
翌朝
とりあえずパソコンと周辺機器、着替え、必需品を持って悟の家に行こう
引っ越しするにしても持ち物チェックしないことには始まらない
スーツケースに詰められるだけ詰めた
エレベーターで最上階へ上がる
鍵を開けると中から風が通った
「お帰り」
悟が出迎えてくれる
「ただいま…… お帰り」
私も悟にいう
「ただいま」
1日しか経っていないのになんだかくすぐったい
スーツケースを運んでくれた
重いね……何入ってるの?
と聞いてくる
「仕事道具だよ。パソコンと周辺機器、それと着替え」
今日〆切の仕事が2本あって焦って仕上げたこと
大家さんに引っ越しますと伝えたこと
商店街やこの街が魅力的だと感じたこと
アレやコレやを話していく
膝の上に私を乗せながら聞いてくれた
「ただいまのちゅ〜してない……」
はぁぁ早速可愛いこと言ってくる
「お帰り、ちゅっ」
「そんなんじゃイヤ」
「っ……」
いきなり深い長いキス
当然体もまさぐる
子宮がきゅーーっとなる
キスしかしてないのに潤いが湧いてくるのがわかる
悟の熱も徐々に上がって……