第2章 出会い〜
「できた、と言うか挿入はできました。一度達した時、子宮に強い感覚があってしばらく縮こまってしまいました。そのあとゆっくり丁寧に押し広げてくれて指3本受け入れることができたんですが、断続的に与えられるゆるい刺激に膣内の圧力より子宮の収縮のほうがキツくて……」
「サイズ的には問題なかったということでしょうね」
「丁寧にほぐしてくれたおかげかと……」
「それはよかったです」
「ピルは問題なく飲めていますか?」
「はい、欠かさず飲んでいます。副作用もほとんどありません。体調もいいです」
「あなたの場合、飲み忘れが1日だったとしても行為をするのなら4〜5日は空けたほうがより安心だと思います」
先生も悟の事情をご存知なのだろう
「よく彼を受け入れましたね」
「ネガティブな情報は全て聞いています。その上で受け入れました。先生ならご理解いただけますか?探究心。五条悟という人間を探究したいと思ったんです」
「探究心は理解できますよ?しかし、この条件はあまりにもあなたのマイナスが大きい」
「悟が去った後、自分がどうなるのかもちょっと楽しみなんです」
「そうですか……いつでもなんでも相談に乗ります。遠慮なく連絡してください。これで終わりになります、お大事に。あっ五条さん呼んでくれますか?」
「はい、わかりました、ありがとうございました」
患者思いのいい先生だ
「悟、先生が呼んでる」
3分ほどで戻ってきた
ちょっぴり口元が引き締まってる?
途中スーパーマーケットに寄って買い物をしてマンションの駐車場に車を停めた
「ここは?」
「僕のマンション」
学校の寮に住んでるんじゃないの?
スーパーの袋を片手にコッチだよと手を差し出してくる
なんでスーパーの袋持ってるのにカッコいいんだよっ
差し出され手を握ってエントランスに向かう
しっかり恋人繋ぎに握り直される
エレベーターの行き先階は12階建ての12階
最上階、さすが名家ってとこ?
招き入れられた部屋は真新しくモデルルームのようだった
生活感がない
ここに?住んでるの?
どうぞと上機嫌でスリッパを出してくれ、手を引かれたままリビングに向かう
やっぱり生活感がない
全ての部屋を見てまわっても同じ
「悟?ここに住んでるの?」
「たまにしか来ないよ、空気の入れ替えくらいかな」
と言いながら全ての窓を全開にしていく
