第2章 出会い〜
注がれたカップからいい香りが漂ってくる
「どうぞ」
なんとも爽やかにスマートにサービスしてくれる
心なしか昨日より男っぷりが上がった気がする
「ありがとう」
悟からカップを受け取って鼻の奥まで香りを送る
はぁ、いい香り
朝食を終えても8時
悟のお休みは今日まで
診察結果を自分も聞きたいからと観光はせずそのまま東京に戻ることにした
「ご宿泊ありがとうございました。またお越しになられるのをスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。」
車が見えなくなるまでお見送りしてくださった
そして心の中で『お部屋を荒らしてしまってごめんなさい』と謝る
帰りの道中、悟の能力について教えてくれた
ひとりならひょーいひょーいと飛んで帰っていくことができるんだって
怪我や傷、消耗した体力もちょちょっと回復できるらしい
複雑な操作をしてとんでもなく大きな力が使えるのだそう
その他etc
これらのことは『秘密』だよとのことだった
もしかして昨日より男っぷりが上がって見えたのはちょちょっと回復させて、私とたっぷり皮膚接触してたから?
『粘膜接触がより良かったみたい』
と上機嫌で言ってくる
憎めない男
渋滞に捕まらずスムーズに病院に着いた
連絡を入れておいたおかげで午前診療後すぐに対応してくれた
「特に問題ありませんが事後の入浴は避けた方が良さそうですね。膣には自浄作用があります。気になるなら膣洗浄しましょうか」
お願いした
診察台を降り
「うまくできました?」
聞かれたことにギョッとする
「失礼、プライベートなことに口を挟まれたとお思いですね。
私と五条さんのつながりはお聞きになりましたか?」
首を横に振ると
「私から少しお話しします。
ある時バーで声をかけられました。あのルックスでしょ?名前を呼ばれたけれど会ったことはないとすぐに思いました。お話がしたいと言うのでひとりで飲んでいたこともあり伺うことにしました。すると「下」のことでした。私が婦人科医であることを知っていたようです。一般的な男性より大きめで女性を傷つけたり辛い思いをさせるのでは?とのこと。実際見せていただくと確かに大きい。ですが、女性は出産します。膣は産道です。赤ちゃんの頭が通り抜けられるほど柔軟です。やり方次第では問題なく行為を行うことができると伝えました。やり方も教えました。それで最初の問いです」
