第2章 出会い〜
汗をかきたくなかったから短めで上がる
そしてまた動きが止まる
「え〜今度はなに〜?」
お湯が股の間からコポッ小さな音を立てて流れ出てきた
なに〜〜〜〜えっ?あんなモノをねじ込んだからガバガバになっちゃったの?私の大事ところ壊れちゃったの⁈
プチパニック………
どうしよう……
なになに⁈と近寄ってきた悟に正直に話した
一応先生のところに行くことにした
着替える段になって昨日のぬめぬめショーツが浮かんできた
アレ履きたくないなぁ
履かないわけにはいかないよね……
はいっと小さな包みを渡してくる
「なに?」
「開けて、開けて」
こっこれは………
私が愛用しているブランドの真新しいショーツ
全然有名ブランドじゃない
店舗販売しているところなんて見かけたことない…
「なんで?」
ニヤニヤして答えない
「なんでよ?…のぞき?不法侵入?」
家に送った後、気になって何度か様子を伺いに来ていたという
ある時、外に干してあったショーツがひらりと風になびいて目に止まった、凝視した、ブランドロゴが目に入った、調べた、注文した、それがコレ
ヒィィィ…狂気?…純粋が故?
…今回はありがたく……
「ありがとう」
「どういたしまして」
嬉しそうに…
髪を乾かし部屋に戻る
ベッドの上は酷い有様だった
愛液と精液まみれのシーツ、タオルがぐしゃりとなっている
枕は下に落ち、上掛けもだらしなく落ちかけ…
「気にしなくて大丈夫だよ」
気にするわっ‼︎
老舗旅館であんなことやこんなこと‼︎
「本当に大丈夫、もともとそういう旅館として使われていた歴史もあるから寛容なんだ」
だからなのか……
どんなことも否定や拒否ではなく、多方面から受け止め、侵さず侵されずの調和
素晴らしい
「また一人で感動しちゃってる?」
ははっと笑って朝食会場へ向かう
スタッフの方が爽やかに挨拶をしてくれ、ほかほかの炊き立てご飯が目の前に置かれた
「グ〜〜〜」
盛大に鳴った私のお腹を涙を流しながら笑っている
『いただきます』
朝食もどれも美しく美味しい
食べ過ぎに気をつけながらしっかりいただく
『ごちそうさまでした』
スタッフの方が小さなポットを渡してくれた
淹れたてのコーヒーが入っているのだそう
お部屋でゆっくりお寛ぎくださいとのことだった
どこまでも心遣いがいき届いている
