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五条悟 愛し愛され

第2章 出会い〜


老舗の和菓子屋でもなくどこにでもあるような地元の和菓子屋さんのお菓子
でも私はこの素朴で懐かしいお菓子が大好き
五条さんのお口に合うかわからないけど気持ちだけは伝えたい
お礼とお菓子と診察代金を重ねて手渡す

「ありがとう。お礼なんてほんとによかったんだ。僕がしたくて勝手にしたことなんだから。でもあの時、声をかけていなかったら、この日もこのくすぐったいような気持ちも味わうことができなかったのかと思うとちょっと怖い、遠慮なくいただくよ」

よかったぁ少なくとも気持ちは受け取ってもらえたみたい

高速に乗って北を目指す
「どこへ行くんですか?」
「那須にいい温泉があってね。硫黄泉だからちょっと臭いがアレなんだけど源泉掛け流しで湯量が多くて最高なんだ。温泉は好き?」
「温泉大好きです。お風呂も大好き。那須の温泉は下呂温泉、草津温泉に次いで好きな温泉地です。東京から近いのも魅力ですよねぇ。農作物も豊富だし、フルーツもたっくさん取れるんですよ。五条さんが行く温泉ってやっぱり老舗の〜って感じなんですか?」
「やっぱり?」
会えていなかった間のアレやコレや話した
「あーゆー類の記事見るタイプ?」
嫌そうな表情を全面に出してハンドルを握っている
「フリーライターなので好き嫌いせずフラットになんでも読みますよ。偏った思想、思考にならないためにもです。」
「それで、どう感じたの?」
「そうですねぇ、名家の御当主様で高校の先生をしていて、甘いものが好き、アルコールは苦手で趣味はなく彼女もいない。
お金はたくさんあるから働かなくてもいいんだけど、若いから自分の好きなことをさせてもらってて、一級品に囲まれているけど対して興味もなく、持ち前のルックスで特定彼女は作らず気ままに楽しんでいる、そんな印象です。」
「はっはっはっひっどい印象だな。くくっダメだ腹痛い。そんな男の車によく乗ってられるね、くくくっ」
「それはそうなのかも知れないけど、記事には書かれない五条さんを私は知っているから」
「そっちはどんな印象?」
ニヤニヤしながら聞いてくる
「状況の的確な判断、素早い対応と行動、〜かも知れないを読む想像力、相手にすら気づかせない配慮、それとユーモア、尊敬します。」
「随分と高評価だね、嬉しいっ」
心底嬉しそうな横顔が印象的だった







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