【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第2章 被験体 ※裏 シルバ×イルミ×教育係
舌先がぬるりと熱を掬い上げるように舐めて、時折、先端だけをわずかに奥へ差し入れる。
浅く、ちらちらと。
入ってはすぐに抜かれて、また入ってくる。
そのたびに、熱が内側からくすぐられるみたいに広がった。
「んっ……あ……」
声が勝手に漏れる。
イルミは構わず、舌を動かし続けた。
そして、ふいに上へ滑らせて尖ったところを唇で咥え込んだ。
はむ、と柔らかく吸われる。
腰が、びくりと跳ねた。
「ひゃっ……!」
いつの間にこんなこと。
やってること自体は、教わったままだ。手数が多いわけでも、器用に翻弄してくるわけでもない。
イルミはあたしの身体が僅かに反応するたび、そこで一度確かめる。そして二度目にはもう外さない。
教わったことを実直にやって、観察して、修正する。
(……怖っ)
この子、身体の感覚がやたら鋭い。
イルミの学習の異常な速度に、あたしは背筋がぞくっとした。
舌先で軽く弾かれて、また割れ目に戻る。浅く挿入しては、クリトリスを咥えてはむはむと刺激する。
その繰り返しが、じわじわと確実に熱を溜めていく。
指が、無意識にイルミの髪を掴んでいた。
イルミが、ほんの少し顔を上げる。
唇が糸を引いて離れる音が、小さく聞こえた。
「イク?」
低い声が落ちて、視線だけがあたしの顔をじっと見ている。
「…ん」
小さく頷いた瞬間、イルミの唇が再びクリトリスを咥え込んだ。
強く、深く、容赦なく吸う。舌先で裏側を弾きながら、はむはむと吸い上げてくる。
「あっ……あっ、やっ……だめっ……!」
腰が浮く。太ももががくがくと震えながらイルミの頭を挟み込んだのに、イルミは離さない。
むしろもっと強く吸って、舌で執拗に転がす。
「ひっぐぅっ……あ、あっ、あっあっ……!」
声が勝手に高くなる。
泣きじゃくるような喘ぎが止まらない。涙が目尻からこぼれて、下腹部に集まっていた熱が一気に弾けた。
「いっ……くぅ、あっ、あ゛ぁっ……!!!」
あたしはイルミの頭を抱えたまま、声を殺せずにイキ続けた。