【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第2章 被験体 ※裏 シルバ×イルミ×教育係
「はあっ…はあっ………」
荒くなった息が、徐々に落ち着きを取り戻す中、イルミの体温がまだ近くにあることに安心する。繋がっていないのに、すでにその熱を恋しく思う自分が、切なくてならなかった。
次の瞬間、イルミの手があたしの腿を強く開いた。
「……っ」
何の予告もなく、一気に挿入される。
まだ敏感な内部が強引に押し広げられ、満ちていく。
イルミの体重に圧迫されながら、それでも深く埋まっていく感覚に、目の奥が熱くなった。
熱が再び下腹部に集まり始め、さっきイッたばかりの身体が、すぐに反応してしまう。
「あ……んっ……あっ……」
声が、抑えきれずに漏れる。
腿の内側がひくつき、指先がイルミの腕を掴む。
「ッ……」
不自然なタイミングで顔を顰めるイルミに、あたしはハッと息を呑む。
指先が爪の間まで赤く汚れていた。
目の前のイルミの上半身を見れば、閉じかけていたはずの傷口からまた血が滲んでいる。
奥を突かれるたびに、イルミに着せられたシャツに赤い線が細く足されていく。
「……あっ……んっ……」
喘ぎながらも、視線を移すとイルミの額には薄く汗が浮かんでいた。
それでもあたしは、終わらせたくはなかった。
「あんっ……あんっ……ああんっ……」
どう考えてもあたしのためではない。
身勝手な理由だけで始まったイルミの行為が、優しさなのかと錯覚してしまうほど、あたしはもうおかしくなっていた。
必死な表情で見下ろされればされる程、繋がっているという事実が胸をいっぱいに満たしていき、同時にいつか終わることを予感させ胸を締め付ける。