【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第2章 被験体 ※裏 シルバ×イルミ×教育係
イルミをあたしに預けると、シルバは長い銀髪を翻しながら、部屋から出て行った。
重たい扉が閉まる音がして、あたしと向き合ったままのイルミは、ぱちぱち目を瞬く。
「大丈夫。お姉さんに任せて」
あたしは戸惑うイルミのソレをそっと自分から抜き取った。
両手で包み込んだまま体勢を変えると、足元の鎖がジャラリと鳴る。イルミは素直に床に座り、後ろに手を付くようにして脚を軽く開いた。
口にそっと含むと、ソレは熱くて、硬くて、行き場を探すようにビクビクと脈打っている。
「っ…」
彼の喉が鳴る。
快感と嫌悪が混じった声が漏れる。
「あっ……」
「それ。そのまま感じてて」
「っ……被験体のくせに……」
あたしはこれでも、自他共に認めるいい女だ。あたしの肩の細い紐に注がれているイルミの潤んだ視線が、そう言っている。
「生意気なこと言うと、もっと良くしちゃうぞ」
「あっ…」
あたしは微笑んだまま、ゆっくりと唇を進め、彼の熱を奥まで受け入れていく。
柔らかく吸い付くように舌を丁寧に這わせ、表面をなぞりながら優しく包み込む。焦らすように、時折強く吸い上げては、すぐに緩める。まるで彼の全てを慈しむように。
イルミの指が床を掴む。
黒い瞳が細くなり、長い睫毛が震える。
普段は冷たく整っている顔が、徐々に熱を帯びていく。
「ん……ふっ……」
吐息が乱れる。嫌悪を装おうとしても、体は正直だ。
硬さを増していくソレを、あたしはさらに深く、優しく咥え込む。喉の奥で優しく締めつけ、舌で根元を撫で上げる。熱い脈動が口の中で直接伝わってくるたびに、あたしの胸の奥が甘く疼いた。
「……や、め……っ」
掠れた声が耳に心地いい。
拒絶の言葉なのに、腰がわずかに浮いてしまっている。