【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第2章 被験体 ※裏 シルバ×イルミ×教育係
まだ性に慣れていないイルミを前に、つい調子に乗り過ぎてしまったようだ。
あたしは少しだけ、悪ふざけが過ぎたことを反省した。
「情け無い」
低く、呆れたように吐き捨てる声が落ちた。
あたしはバレないようにシルバを一瞬睨んで、すぐに視線を戻す。
「……っ」
肩を小さく震わせたイルミがえずきながらも、潤んだ瞳であたしを見つめてくる。
喉が上下に動くたび、シャツから覗く鎖骨の窪みがわずかに震えていた。
「それでも男か」
「くっ……」
吐き気を堪えようと、唇をきつく結ぶ。
その必死な表情に、あたしの内側がまたまた熱くざわついた。
(……か、可愛い……ごめん)
「はあっ……もう、平気」
手の甲で口を拭いながら、真っ直ぐ姿勢を立て直したイルミに、シルバがゆっくりと近づいていく。
「!……」
焦ったように表情を強張らせるイルミに、シルバの大きな手が伸びた。
反射的に腰を後ろへ引こうとするが、すでに遅い。
一切の躊躇なしに取り出したイルミのソレを、シルバは指の腹で軽く撫でてから、容赦なく掴む。
「やめっ……」
触れた瞬間、腰がびくりと跳ねた。
伸ばした細い手首は、簡単に押さえ込まれる。
シルバはまだ目覚めてないイルミの性を無理やり目覚めさせていく。完全には硬くなりきっていないモノを、わざと乱暴に上下させる。
大きな手でガシガシ扱かれて痛かったのか、彼は初めて本気で眉をひそめた。
「っ……ぁ」
イルミが小さく呻いた。
苦しげに眉を寄せながらも、反応は早い。
徐々に表情が熱を帯びる。
呼吸は浅く速くなっていた。
大きな手が動くたび、先から透明な液体が糸を引いて落ちていく。
「はあっ……」
イルミの手が、シルバの腕を掴んだ。
「やめて……自分でっ出来るから」
声が微かに震える。
イルミが自分自身に細い指を絡めると、シルバは手を離し半歩下がって腕を組んだ。
イルミは一瞬、シルバの顔を見上げてから、視線を落とす。
「は、はあっ……」
震える手がぎこちなく動く。
声が喉の奥から漏れる。
「はあっ……ぁぁ……っ」
上下に擦るたび手首が小刻みに揺れ、息が乱れる。
立ったまま耐えるイルミの太腿がゆっくりと開き、また閉じる。
「ああっ……っ……くぅ……」
痛みと、未知の快感が混じった甘い吐息に、あたしは思わず息を飲んだ。
