【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第2章 被験体 ※裏 シルバ×イルミ×教育係
「…うわっ」
イルミの手がびくりと引き抜かれる。
どうやら気持ち悪かったらしい。
「な、なんか……」
「イルミ、何してる。逃げるな。被験体をもっと良く観察しろ」
「ごめん、父さん。ちょっと…汚い気がしちゃって」
「手は後で洗えば済む。内臓を掴む時と同じだ」
「そ……そうだね」
「お前がそんなだと、そろそろそいつの気が狂うぞ」
その言葉に、イルミの顔が一瞬引き攣った。
あたしが気でも狂えば、ますます気持ち悪い――そう言いたげな、苦々しい歪みだった。
「…わかった。ちゃんとやるよ」
「っ……あぁっ……んん……んはっ」
この繰り返しが、何度も、何度も続いた。
鎖の音と、甘い匂いと、交互にやってくる確信のある責めと、こわごわとした触れ方。あたしの理性は、とっくに砕け散っていた。