【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第2章 被験体 ※裏 シルバ×イルミ×教育係
正直、あたしの体はもう限界だった。
もどかしさに、頭の中がぐちゃぐちゃになりそうだった。
鎖がじゃらりと小さく鳴る。
わずかに腰をよじっただけで、冷たい金属が肌に食い込み、同時に甘ったるい匂いがふわりと立ち昇った。熱を帯びた秘部から滲む匂いが、密室の空気に溶けて濃くなっていく。
シルバの太い指が、まだ太ももを執拗に這い回っている。
ゆっくりと、確実に、敏感な内側をなぞり上げ、ときには入り口のすぐ近くで止まったり、わずかに押し当てたりする。でも、決して中へは入れない。ただ、じりじりと焦らすだけ。
「はあっ……っ、んっ……」
声が喉の奥で裏返る。
腰が勝手に浮き上がり、鎖がじゃらじゃらと激しく揺れた。
シルバはそれを見て、低く笑った。
「まだだ。もっと、ちゃんと感じろ」
指がさらに大胆に動き、クリトリスに親指を当ててゆっくりと転がす。
「っっ……」
思わず唇を噛んで耐えてしまう。
快楽が一気に突き上げてきて、視界が白く霞む。あと少しで――そう思った瞬間、指がすっと離れた。
「……っ!?」
余韻だけが残り、体がひくつく。
次の瞬間、あたしから離れたシルバの手の代わりに別の手が触れてきた。
イルミだ。
彼の細い指は、シルバとは違ってこわごわとしていた。
熱くも冷たくもなく、ただ慎重に、触れるか触れないかの力で太ももを撫でる。確信のない動きが、かえってもどかしさを倍増させる。
「ッ……くぅっ」
鎖が小さくじゃらりと鳴り、あたしのの甘い匂いがさらに濃く漂った。
「……ココ、熱い」
イルミがぽつりと呟く。声に少し戸惑いが混じっている。
指先が、調べるように秘部の近くをなぞる。シルバほど大胆でもなく、ただ「触っている」という事実だけが、神経を逆撫でするように感じられた。
「んっ……あっ、(もっと……)」
無意識に腰をくねらせると、鎖がじゃらじゃらと騒がしく鳴る。
イルミの指が、ようやくクリトリスに触れた。こわごわと、円を描くように撫でる。快楽はゆっくりと、でも確実に積み重なっていく。シルバのときとは違う、じわじわとした熱が下腹部に溜まっていく。
限界が近づいた、その瞬間。
また手が代わった。