【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第2章 被験体 ※裏 シルバ×イルミ×教育係
「いいか。これから俺がやって見せる。お前はよく見ておけ」
「……」
シルバの手が、おもむろに伸びてきた。
「っ……!」
ゴツゴツとした太い指が、あたしのの太ももをじっくりと撫で上げる。掌の感触がゆっくりと這い上がり、そのまましばらくそれは執拗に続いた。
「ちょ……ちょっと……拷問、するんじゃなかったの……?」
声が少し上ずる。
「黙れ。お前は息子が女の生態を学ぶための被験体だ」
シルバの指先がさらに上へ、じわりと食い込むように動いた。
「そんな……? 話が違うっ」
嫌な予感が背筋を走る。
それでもシルバの手は止まらない。執拗な動きは少しずつ変わり、じわじわと距離を詰めるたび、体の奥に熱が灯るような感覚が広がっていく。
「……っ」
あたしは思わず眉をひそめた。
「イルミ。被験体の今の状態がわかるか」
「……多分、嫌がってる」
「そうだな。だが、それだけでは不正解だ」
「?」
「ちょっと、もうやめて! こんなの聞いてない!」
イルミは少し首を傾げる。
「やめてほしいって言ってる。でも、さっきの話だと……違うってことなの?」
シルバは、その問いに静かに口角を上げた。