【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第1章 赤いシャツ ※裏 イルミ×使用人
ナレッタは答えなかった。
代わりにのけぞり、膣の上部にイルミのモノが当たるような角度で腰をくねらせる。
「なに勝手なことしてるの?」
「あ、脚が……痺れてきて……」
「これくらいで? 鍛え方が足りないね」
「いえ、そうではございません…イルミ様のが……凄くて……苦しっ……」
イルミは目を覚ませとばかりに、一気に突き上げた。
「んあっ…!」
「ヤラないの」
「はあっ……はあっ……っ」
息を乱したナレッタは今度はくたりと体を預けてくる。イルミの胸に力なくしなだれかかり、ナイフを持った手すらシーツの上に放り出されている。
「そろそろ飽きた」
敏感な突起をイルミの恥骨の辺りへ擦りつけるように、ナレッタはゆっくりと腰を回し始める。
イルミは合わせるように腰を振る。
半分以上自分で仕向けておいて、この程度で理性を失うなら、もうただの都合のいい穴だ。それ以上の感情など、持ちようがない。
「まったくだらしないね。……もう出すよ」
自分のペースで締めくくるため、ナレッタの体を抱き込み覆うようにかばりと体勢を反転した瞬間――、ナレッタの指が、グッとナイフを握りしめた。
「ッ…!!」
刃先が喉を掠める。
頚動脈のすぐそばが浅く切れる。
血の匂いがふわりと広がった。
ナレッタの内側がびくりと収縮する。