【H×H 短編集 ✴︎ R18】狂気の先にある日常
第1章 赤いシャツ ※裏 イルミ×使用人
イルミはすでに飽きてきていた。
不意打ちに失敗してからというものナレッタは受け身一辺倒だ。動かないなら、自分から吐き出し終えてやろうと思っていた。
だからナレッタの腰が小さく揺れ始めた瞬間、イルミは腕を引いてその動きを強制的に引き下ろす。浅くて弱い腰を、自分の好きな深さまで無理やり沈めた。
胸が上下に揺れるのをしばらく眺める。
腰の動きがようやくイルミの好むリズムに近づいてきた頃、イルミの指がナレッタの割れ目の上部に伸びた。小さく硬い突起に、指腹で軽く触れてやる。
「ぁっ……」
ナレッタの腕はすでに解放している。なのにナイフを握る力はじわりと抜け、脚の力まで頼りなく物足りない。
「もっと深くしろよ」
低く、命令する。
人差し指と中指で割れ目の両端を摘みゆっくり外側へ広げてやれば、熱くひくつく肉壁がきゅうと押し戻すようにイルミに吸い付いてくる。
「ちゃんと脚を使え。できたら、ココ触ってやるよ」
イルミは突起近くに触れた指を、わざと動かさない。ただそこに置きっぱなしにして、ナレッタが自分から腰を動かすのを待つ。
「……ほら。自分で頑張って」
ナレッタが歯を食いしばるようにして腰を沈めると、イルミはようやく指を小さく動かしてやる。くるりと円を描けば、ナレッタはびくりとしてから、更に脚を必死に動かした。
「……そう。そのくらい深くないと、意味ないだろ」
冷たい声のまま、イルミはさらに要求する。自分はほとんど動かず、ただ彼女に「ちゃんとやれ」と命じ続けた。
ナイフを握る力は、みるみる抜けていく。敏感な場所を刺激するたびに膣が機械的に収縮し、イルミを締め付ける。
「どこに力入れてんの? 俺を殺すなら、しっかりナイフ持てよ」