【H×H ミルキ】夏の大作戦 〜軽井沢に行きませんか?〜
第3章 賑わう車中
「でもさぁ……。クロロって、ちょっと呼びにくいなぁ……」
夏希が目尻を抑えながら首を傾げる。
「違和感があるなら、団長って呼んでもいい」
クロロはさらりと言う。
「仲間内では、気づいたらそう呼ばれていた」
「へぇー」
穂乃果が感心したように声を漏らす。
「じゃあ、団長さん!」
「ああ」
その横で莉子だけが固まった。
(いや……)
(自分で呼ばせてるじゃん)
「団長……?!」
夏希が吹き出す。
「死ぬー! やばい、お腹痛い!」
「ボクも団長って呼んでるよ♡」
ヒソカの追い討ちに車内はまた笑いに包まれた。
「ふっ…。まったく」
クロロは呆れたように肩を竦めた。
「箸が転がっても笑い転げていそうだな、お前たちは」
「箸とは違うって!」
夏希が腹を抱えてのたうち回る。
「団長は箸の破壊力じゃない!」
「ふふっ。私、自分のことを『団長』って言う人初めて見ました」
穂乃果も遅れてきた笑いを堪えきれない。
バックミラー越しにその様子を見ていたヒソカが、口元を緩める。
「ボクもなんだか楽しくなってきちゃった♡」