第1章 五条悟の婚約者
日本一の財閥令嬢伊集院椿との血縁関係。
自分達の家門を大きくするのに、こんなにいいカードは無かったからだ。
その後、五条家に来る指名の依頼は明らかに質が上がった。
金払いの良い非術師からの依頼は、まず五条家に話が来る。
それが伊集院家からの恩恵だ。
そして各方面の呪霊関係の問題を解決出来る伊集院家は、その勢力を拡大していく。
日本を牛耳るのに、伊集院家は五条家を。
呪術界を牛耳るのに、五条家は伊集院家を。
お互いこのWin-Winな関係を、悟と椿の関係によって築いていくのだ。
その1年後。
再び出会った椿は、1人の少年を悟の前に差し出した。
「この子を五条家で育てて欲しいの。決して、禪院家にバレない様に。あなたが育てて。」
悟は椿に言われて、隣にいる『一条昴』をチラッと見た。
一目で分かる。
コイツは術式を持っている。