第2章 イかれた婚約者
「はぁ…悟……。」
ため息を吐いてうんざりする様な顔をする椿の顎を掴んだ。
グッと力を入れられて、顔を悟の正面に向けられる。
「言っておくけどさぁ…、結婚したら僕らは同等な訳よ……。」
椿もイライラしているが、悟もまた椿の態度にイライラしているのが分かった。
「僕は結婚したら妻に忠実な夫になって、椿もまた……。」
悟はそう言うと、顎から手を離した。
悟はそう言うと、顎から手を離して、そのまま椿の首元に手を滑らせた。
そして椿の脇の下から、豊満なその乳房を持ち上げる。
「僕に忠実な妻になって貰う訳なんだけど。」
その時の椿の反応の正解は、惚れているなら悟に頬を染めるのが正解だろう。
だけど椿はまた間違えた。
彼女がした行動は、チラッと昴を見て、彼の動向を伺った。
その椿の目線を悟は見逃さない。
そして。
その間違った動向を悟は許さない。