第7章 慕情
小さいのは当たり前で、このベッドは昴が一人で使っていた物だ。
買い替えなかったのは、この小ささの方が、椿と体を触れて寝られるからだ。
そう言えば、頭を叩かれそうだ。
「大丈夫。くっ付いて寝れば。」
そう言って悟はぎゅっと椿を抱き締める。
「寝苦しいわよ。こんなの。」
椿は不満そうに悟の体を離そうと腕に力を入れている。
どうしても悟をこの部屋から追い出したいようだ。
そんな態度を取られると、ムキになると学習していないのか…。
「別に無理して寝なくてもいいけどね。」
そう言うと、悟は椿にキスをした。
椿の気持ちを確認することもなく、無遠慮に悟の舌は椿の口内に入ってくる。
情欲を込めたキスを続けていると、背中に回していた悟の手が、ゆっくりと下に降りてきた。
椿の体は抵抗のために強張っているのに、気にせずに服の中に熱のこもった彼の手が入り込む。
何も付けていない彼女の素肌をしばらく楽しんで、悟の手はすぐに椿の下腹部に向かった。