第7章 慕情
椿が食べ終わったころ、悟は椿の手からお皿を取ると、サイドテーブルに置いた。
椿の隣に座ると、二人分の重さにベッドがギシリと鳴った。
その音に椿の肩がピクッと震えたが、気付かないフリをして、椿の両頬を包んだ。
椿が拒むよりも先に、悟の唇が触れてきて、ずっと我慢していたキスがやっと出来た。
ついばむようなキスの後に、深く唇を押し付けられて、悟の舌が口内に入ってくる。
鼻で息をすると、悟の匂いが鼻腔に広がり、椿は眩暈がする感覚にぎゅっと目を閉じた。
押し付けるようなキスは、だんだんと椿の体を倒して、気がつくと、悟は椿をベッドに組み敷いていた。
それでも終わらないキスに、椿は悟の背中を強く掴む。
引き離そうとするその手が可愛かったので、なんの効力も無かったけど、悟は椿の手に従って、少し顔を離した。
「…こ、こんな小さなベッドじゃ、二人で寝れないわ。」