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SW異銀河から落ちてきた言葉の通じない謎の親子を保護しました

第4章 襲撃、それからタイムリミット


ある日の夜、星子が工務店の仕事を終えて帰宅すると、居間には真新しい、以前よりもさらに頑丈でいい作りの木製タンスとローテーブルが誇らしげに置かれていた。

ディンが冬の凍てつく寒さの中、泥だらけになって働き、不慣れなはずのコンビニのセルフレジで支払いを済ませて買い直してくれた、新しい家具たち。
(……不器用だけど、本当に真っ直ぐで優しい人だな)

星子は、客間で少し疲れたように壁に背を預けて座るディンの姿を見て、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じた。
たとえ彼らが帰ってしまっても、この家具を見るたびに、ここで一緒に過ごした温かい記憶がずっと残り続けるのだ。

しかし、家と家具が綺麗に直ったことでひと安心したのも束の間、三人の間には、静かで重い空気が流れ始めていた。

季節は三月。
タイムリミットである「空間の歪みが閉じるまで、残り二ヶ月」へと迫っていた。
あの白い兵士たちの襲撃以降、ディンは以前にも増して物静かになり、コタツの前に座ったまま、深くヘルメットを垂れ下げて考え込む時間が増えていた。

彼は今、これまでの人生で最も重い葛藤の渦中にいたのだ。

マンダロリアンとしての誇りがある、元の過酷な銀河へ帰るべきか。
それとも、帝国に追われる心配のない、こんなにも温かい人々が暮らす安全な日本に、愛するグローグーのために残るべきか。
「だっ。ぐるるるる」
そんなディンの迷いを察してか、コタツの中から顔を出したグローグーが、心配そうにディンの大きな手袋の親指をきゅっと小さな三本の指で握りしめた。
大きな耳をハの字に下げ、じっと相棒を見上げている。
ディンは無言のまま、もう片方の手でグローグーの頭を優しく撫でた。

彼がこの平和な日本を、そして近所の人たちの温かさを、誰よりも愛し始めてしまっていることは、星子の目から見ても明らかだった。
だからこそ、遠い銀河の戦士である彼が、元の世界へ戻るべきかどうかを初めて激しく苦悩している姿は、見ていて胸が締め付けられるほどに切なかった。
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