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ほーじ茶。

第1章 →ほーじ茶。4月


4月26日


『今日はお笑い祭り!!!!』

お笑い祭りとは古くから四天宝寺中で行われるお笑いイベントや!!!!!
お笑いにうるさい奴らが今日のためにあらゆるネタをつくりみんなの前でお笑いライブを行うというもの。
あたしはいつも見る立場だ。

『今回は誰が優勝すんやろ。』

「優勝候補は一氏小春ペアらしいで」

『前回も優勝したもんなー』

去年のお笑い祭りでは一氏小春ペアが2位と圧倒的な差をつけて優勝した。
さすが毎週金曜日にものまねライブを開いているだけはある。

『あー、やっぱ一氏くんかっこええわ』

「あれ?まだ続いてたん?」

『だってかっこええねんもん!!』

なんやかんや好きなもんは変わらへん!
諦めたらそこで試合は終了やからな!!

「おっ、安岐やんか」

『蔵やんか。出場するんとちゃうかったん?』

蔵も謙也と出るらしい。
ここ2人のネタも面白くいつもいい所までいくんやが結局優勝を逃してしまう。

「せやねん。でも安岐に一目会っとこうとおもてな」

『....は?何言ってんねん。気持ち悪いわ』

「うっさいわ。おもろい顔見てモチベーション上げようと思っただけや」

『はいはい、おもろい顔をどーぞ堪能してくださいな!!!』

「おおきにな!!!ほな、行ってくるさかい!!」

蔵は楽屋の方へと歩いて行った。
人の顔をなんやおもとるんや。
一様女の子やで、たく。

「安岐、あんた結構キツイな」

『?どういう事?』

「まだまだガキやいう事や」

『意味わからへんわ!!』



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