【重め溺愛共依存】ぼくに夢中になってよ。【えっちなのばかり】
第13章 お兄ちゃんに任せなさい/呪術_脹相
暴れる心臓。
身体中の血液が逆流し、沸き立つ。
俺以外の奴が、この子の体に触れたというのか。
だからもうお兄ちゃんとはお風呂に入れない、なんていうのか。
そんな言葉、絶対に聞きたくない。
もじもじと、いじらしいの口元を抑えようと、震える手を伸ばしたと同時に――その桃のような瑞々しいくちびるが、言葉をつむぐ。
「お兄ちゃん、あのね、最近、お風呂に入るときにね……お腹の奥が、なんだかじんじん、って、しちゃうの……」
「とっても、熱くて、……」
「おにいちゃん…わたし…へんになっちゃうのかなぁ…?」
口元を抑えようと伸ばした手は、を力強く抱きしめていた。
男なんかじゃなかった。
はただ、俺の知らないところで、「大人の女」に育ちはじめていただけだった。
「おにいちゃん?」
背中にまわされたちいさな手が、心地いい。
俺の中で沸き立っていた殺意のような独占欲が、まったく別の、ドロドロとした甘い熱へと変貌して溶けていく。
しかも、俺と風呂に入ると、じんじんするそうだ。
それは俺に、欲情しているということ。
「病気なんかじゃない」
「……ほんとう?」
「ああ。だから、どんなふうに、じんじんして、熱くなるのか、俺に教えてくれ」
まだ不安そうなちいさな身体を抱き上げて、目を合わせて「お兄ちゃんに任せなさい」と、そのまるい額にキスを落とす。
「うん…おにいちゃん、おねがい…」
すがるように俺の首に腕をまわしたを抱えたまま、浴室へと連れ込んだ。