第9章 9
「いや、ほぼ答え言ってたもんじゃん。」
「え?そうだったかな?まぁ、でもすごい!」
終始コナンくんは呆れ顔だった。
「柚希さん。」
沖屋さんが不意に私の名前を呼んだ。
「バーボン…とかどうですか?」
「…バーボン?えっと…お酒ですか?」
「ええ。大人の男性ということなので好きかなと。」
「んー…、あんまり飲むイメージないけど…。コナンくん安室さんってお酒飲むのかな…?」
「安室さんはお酒より別の物の方が喜びそうだけど。」
そう言って、沖屋さんへ意味ありげな視線を向けた。
「そうですか…。では違うものがいいですね。」
沖屋さんはクスリと面白そうに笑い、クリスマスのプレゼントが開かれた棚に目をやった。
「関係性にもよるとは思いますが、あまり高価なものでないほうがいいかと。最近お疲れとのことなので、リラックスできるものや安眠グッズ、あと甘いものもいいかもしれません。」
「沖屋さん、さすがです!やはり相談させてもらえてよかったです!ありがとうございます!」
「いえいえ、そんなたいしたことではありませんよ。」
「相談にも乗っていただきましたし時間があればぜひコーヒーでもご馳走させてください!コナンくんもパフェとかどう?」
救世主の2人に是非お礼をしたかったけど、この後予定があると断られてしまった。
「ではまた会った時にでも!今日は本当に助かりました、ありがとうございました!」
2人は笑顔で手を振るとそのまま人混みに紛れていった。