第9章 9
「コナンくん勝手に行かれては困ります。」
声のする方を見るとイケメンのお兄さんがいた。
茶髪で細い目をした高身長の男性だ。
黒縁の眼鏡をかけ、穏やかな笑みを浮かべている。
「ごめんなさーい。」
2人はとても親しそうに話をしている。
………誰だろう?……あっ!
「もしかして…、コナンくんのお父さんですか…?!」
私の声に2人はバッと私の方をみて面食らった表情をしていた。
そして、ハッとしたように表情を戻した。
「こちらのお嬢さんは…?」
イケメンさんは細い目を少し開き私を見た。
緑色の目で見つめられなぜだかソワソワ落ち着かない気持ちになった。
「アポロのお客さんだよ。柚希さんって言うんだ。」
「そうでしたか。うちのコナンくんがお世話になっています。」
「あっ、いえ。こちらこそです!あの、私高藤柚希です。」
私はぺこりと頭を下げた。
「昴さんだめだよ、柚希さん間に受けるから。」
コナンくんは呆れたような顔をした。
「え?」
「おやおや、そうなんですか?私はてっきり冗談に乗ってくださっているのだと思いました。」
「え?」
………待って、なに?なんの話なの…?
冗談…?